人生うまくいっている人、成功者は「潜在意識」をうまく使っていると言われています。
人間には、2つの意識があり、普段、意識することが出来る意識を「顕在意識」、もう一つの潜在意識とは普段、意識することができない意識で、コントロールが難しいのが特徴です。
この潜在意識を上手くコントロールできるようになると自分の理想通りの人生を実現することが出来るようになるようです。
この記事では、顕在意識と潜在意識の違いと潜在意識の特徴について解説します。
目次
顕在意識と潜在意識の違い
私たちが持っている意識(心)には、顕在意識(表面意識)と潜在意識(無意識)があります。
顕在意識は心の外側にある意識、今自覚している意識です。目が覚めているときに活発になります。頭脳や神経作用などに共存していて、欲に染まりやすく、他人からの影響を受けやすい部分でもあります。
潜在意識は心の約97%を占める意識で、別名「無意識」と呼ばれていて、自分では気づけない意識のことです。過去の経験、他者から言われてきたことなどの全ての情報が記録されています。例えば、親に言われた言葉を信じ続けたていたら、それが思い込みとして潜在意識に刻まれます。本人の考え方、行動、人生の方向性を決めていて、自覚の有無に関係なく、日頃、思い続けている願い通りに人生を進めます。
私たちは通常、顕在意識で物事を判断し、考え、それをもとに行動していますが、その行動が潜在意識に入り無意識に行動しています。
顕在意識・・・理性、知性、決断、意志、論理的思考、使っている意識がある
潜在意識・・・感性、感情、感覚、想像、直観、命を守る、使っている意識がある
潜在意識の特徴1「現状維持が好き」
潜在意識は自分の命を守る役目があるため急激な変化を嫌います。
顕在意識では「変わりたい」と思っていても潜在意識では「今のままがいい」と願っているので変わりたくても変われないということが起きます。つまり、変わろうとする行動に移せないということです。
3%顕在意識「変わりたい!」と97%潜在意識「変わらない方がいい!」では潜在意識の方が強いことがわかりますね。
ではなぜ行動に移せないのか?
それは、潜在意識には、これまでの習慣や行動を変えたなくない、維持したいという「現状維持メカニズム」があるのです!
例えば、長年、運動習慣が無かった人が、いきなり運動を毎日の習慣にしようと決意しても三日坊主で終わってしまうのもこの潜在意識の「現状維持メカニズム」が働いているからです。
どうすれば変わることが出来るのか?
それは、少しずつ変わっていけばいいのです!
例えばダイエットを例にすると
いきなりランニングをするのではなくウォーキングからやる
ジムで筋トレをやり始めるより自重トレーニングから始める
ご飯やお菓子の量を少しづつ減らしていく
など優しく簡単なことから少しづつやっていくと徐々に習慣が変わっていくと思います。
毎日少しずつ少しずつ、変化していくことを心がけてみましょう!
潜在意識の特徴2「他人と自分の区別がつかない」
潜在意識には「主語」という概念がありません。
「私はすごい」の「私」も「あなたはすごい」の「あなた」も区別がつかないので、他人に言っている言葉も自分に言っているのと同じになるのです。
褒め言葉を他人に言っても自分に言っていることになりますし、
他人に悪口を言っても自分にも言っていることになるのです。
人の悪口を言うことや聞かされること、テレビのネガティブニュースなどを聞くと自分の中に入り込み、それがどんどんセルフイメージになり、それは一種の思い込みでもありますから、インプットされた通りの行動をしてしまうのです。
マザー・テレサの言葉
思考に気をつけなさい それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい それはいつか運命になるから
言葉が最終的に運命まで変えてしまうなら、
自分の口癖・吐く言葉や他人から聞かされる言葉には注意したいところです!
潜在意識の特徴3「繰り返されるものに反応する」
人は繰り返される言葉に弱く、同じ言葉を単調に繰り返すと催眠状態になり、
結果的に繰り返された言葉を信じ、それに基づいた行動を取ります。
自己暗示は繰り返すことで効果が増します。それは潜在意識が繰り返すことを重視するからです。
毎日行っているルーティンなどで、特に意識しない状態でも動けるようになるのは、何度も同じ動きを繰り返し行うことで、潜在意識に繰り返し行った動きの記憶が刷り込まれるからです。
それが習慣になるのです。その習慣が応用できれば簡単に目標が達成できるのです!
私たちは、繰り返される言葉、自分で発する言葉、他人が同調する言葉で自分の現実がつくられるということです。
他人ではなく、自分で自分の現実をコントロールするようにしましょう!
潜在意識の特徴4「思い込みでつくられる」
人は幼少の時から、親、教師などの大人、周りの人から聞かされたことが思い込みとなり潜在意識に刷り込まれていきます。
自分の潜在意識にある思い込みが、今の自分の現実をつくっています。
例えば、親から「公務員になりなさい」と子供頃から言われ続けたいた人は公務員になっている可能性が高いでしょう。「お金持ちになりたければ起業しろ」と言われ続けていた人は起業家になっているかもしれません。
要は信じて行動してきたものが現実になっていきます。
潜在意識の特徴5「現実と理想の区別がつかない」
顕在意識でイメージしたことが潜在意識にインプットされ、潜在意識はそれが現実だと思い込み、そのイメージ通りの現実を引き寄せます。
レモンや梅干しを想像するだけで、口の中が酸っぱくなったような感じがする経験をしたことがある人もいると思います。
私は、高所恐怖症なので、高いところを想像したり、高い所の映像を見るだけで身体が身震いします!
自分にとって良いも、悪いもイメージしたことが現実を引き寄せてしまうので、
自分の人生におきて欲しいことを想像するといいでしょう。
まとめ
私は潜在意識のことを知ってから、普段使う言葉、思考、行動、習慣に気をつけるようにしました。
悪口、不平不満、愚痴、泣き言などネガティブ発言をしないこと、暗いことなどを考えないようにしようと心がけていますが、人間は元々ネガティブな生き物なので、完全にネガティブ思考がなくなることはありません。
しかし、「ネガティブな自分=ダメな自分」と思っていると、「ダメな自分」が潜在意識に刻まれて生きるのが辛くなってしまいます。
人は変化を嫌う生き物なので、少しずつ、ゆっくり変わっていけるようにすればいいと思います。