「自分の機嫌は自分でとる」「ご機嫌は自分でつくるもの」
この考え方の人はご機嫌な時間が多く、心穏やかな人だと思います。
一方で、「周りの状況に振り回される」「感情に流される」人は、
不機嫌になりやすく、イライラしていることが多い人だと思います。
上機嫌でいられる人は、不安や怒りなどのストレスを減らすことができます。
さらに、自己肯定感が上がり、自信、笑顔が倍増、人間関係がスムーズになり、
人生が生きやすくなります。
「人間関係がうまくいかない」「ストレス過多」「不満だらけ」など、
「なんか生きづらいなぁ〜」と感じている方はぜひ最後まで読んでいただきたいです。
上機嫌の正体とは?
上機嫌とは、どういう状態の人のことを言うのでしょうか?
よくあるイメージだと、「テンションが高い」「ニコニコしている」「嬉しそう」「喜んでいる」
などこのような状態の人を見ると「ご機嫌ですね!」「何かいいことあった?」などと、
声をかけらることがありますね。これらももちろん上機嫌な人だと言えます。
上機嫌は、人によって捉え方が違いますが、
「気分がいい」「心地良い」「幸せ」などを感じている状態も上機嫌ですが、
これは、いいことがあったときだけの「一時的な上機嫌な人」です。
「中立的でフラットな状態」
「何かに動揺させられたり、囚われたりしていなこと」
つまり、「強い心」「しなやかな心」「穏やかな心」
を持っている人は、「いつも上機嫌な人」だと言えます。
ストレスに強い人やいつもリラックスしている人は、
上機嫌の時間が長い人だと言えます。
上機嫌も不機嫌も周りに伝染する
不機嫌になっている人といるとこっちまで気分が悪くなることってないですか?
例えば、
旦那さんが会社で嫌なことがあって、不機嫌のまま家に帰ると、
食事を作っていない奥さんに当たり散らし、奥さんが不機嫌に、
その奥さんが、言うことを聞かない子供に必要以上に怒り、不機嫌に、
その子供は、学校で気ちょっと入らないことで怒り、友達と喧嘩になる。
まさに不機嫌は負の連鎖です。
ドイツの文豪ゲーテの言葉で、こんな言葉があります。
「人間の最大の罪は、不機嫌である」
他人に悪影響を与える罪であるという考えです。
確かに不機嫌な人がたいがい犯罪などのいざこざを起こします。
逆にニコニコしている上機嫌な人を見ていると、
何故かこっちまで嬉しい気分になりますね。
上機嫌の人は、世の中の平和に貢献していることになります。
上機嫌になる方法・考え方
ここでは、不機嫌になりやすい人の行動や考え方を交えながら、
上機嫌になる方法と考え方を紹介します。
・不完璧主義になる
人間は不完璧な生き物で、世の中に全てが完璧な人はいないのです。
人は、
欠点・弱さがあるのは当たり前です。
失敗を繰り返してしまうこともあるでしょう。
たまにハメを外してしまうこともある。
頭ではわかっていても行動できない。
素直になれないときもある。
イライラしてしまうこともある。
など、どんな偉人でも欠点が必ずあります。
完璧主義の人は、他人や自分にも完璧をもとめてしまいます。
・70%の出来に対しても自分を責めて、強く落ち込んだりする
・他人に厳しく、批判やジャッジをすることがある
完璧主義の人は、自分にも他人にも厳しいため不機嫌になりやすいです。
どんな業界のプロでも失敗することはありますよね。
「出来て当たり前」という価値観を捨てることです!
「出来て当たり前」→「出来なくて当たり前」に変える。
完璧主義から不完璧主義になれれば、
自分を褒めることができるようになる
自分も他人も許せるようになるし優しくもなれることで、
ストレスが減り、ご機嫌な日々を過ごすことができます。
・当たり前なことに感謝をする
私たちが不機嫌になってしまう最大の理由は、
不満と怒りです。
当たり前なことに感謝ができない人は、不満が出やすいです。
例えば、
住む家があること
仕事があること
毎日食事ができていること
ライフラインが使用できること
配偶者、子供がいること
など、私たちは当たり前なことでも
世の中にはこれら全て無い人もいるのです。
生まれた時から、
家、食べ物、電気、ガス、水道、電化製品、車、コンビニ、病院など
当たり前にあると、それらがあって当然と思うことは無理もないと思います。
しかし、お金を払っているとはいえ、世の中の人々が働いてくれているおかげで、
私たちの生活が成り立っていることも事実なのです。
住める家があるだけでもかなりありがたいことですよね。
当たり前なことでも「ありがたい」と思えるようになれば、
不満が喜びに変わり、不機嫌になりにくくなるでしょう。
・過度な期待をしない
何事も期待が大きいほど、その期待が下回ったときの失望が大きく、
不機嫌になってしまう可能性が高まります。
・料理が下手な妻
・休日に家事を手伝わないでゴロゴロしている夫
・学校の成績が悪い子供
・仕事をすぐサボる同僚
・美味しいと評判の飲食店
これらに対して何かしら期待してしまうから怒りや不満が出てしまいます。
期待を下げれば、どんな結果であれ動じないでいられるでしょう。
人間は本能的につい期待してしまう生き物です。
全てにおいて全く期待をしていないと動かなくなってしまいますので、
期待値をいつもより下げて期待しすぎないスタンスでいられれば、
不機嫌になることは防げるでしょう。
・「損得基準」と「善悪基準」をやめる
損得基準が強いと、損したときに非常に不機嫌になりやすく、
考え方がケチくさくなってしまいます。
善悪基準が強いと、
ルール違反者やマナーが悪い人などを見ると、不機嫌になりやすいです。
「私はルールを守っているのに」「ルールを守るべきだ」
と「〜すべき」「〜のに」「〜しなければいけない」
などといった考え方が強いとストレスが溜まりやすいです。
正義感が強く、正しく生きているのは、良いことだと思いますが、
気にしすぎると、辛くなってしまいます。
では、何を基準にすればいいのか?
「かっこいい」か「ダサい」か
例えば、
車の運転だと、車線変更したい車を譲ったり、
車間距離空けて速度を守ってる優しい運転をして、
交通ルールを守っている人はかっこいいですよね。
逆に、無理な割り込みをしたり、煽り運転をしたり、
違反ばかりしている人はダサいですよね。
他人の行動が、ダサいと思ったら、
その人と同じことをしないようにすればいいのです。
かっこいい人を真似してかっこよく生きたいですね。
この行動は、損をするのか、得をするのか、正しいのか、悪いのかより、
この行動は、かっこいいかどうかで考えて行動すると、
自分に誇りが持てて、気分良く過ごせるようになります。
・運動習慣を取り入れる
運動不足は、憂鬱になりやすく、気分が落ち込みやすくなり、
鬱病の発症に関係しているといわれています。
当然、上機嫌ではいることはできないです。
私は、運動習慣を始めたら、メンタルが安定しました。
イライラしやすい人、気分の浮き沈みが激しい人は、
1日30分以上の運動を週2回は取り入れることをお勧めします。
・「言葉」と「笑顔」で上機嫌
私は、自分の機嫌を取るときは、
「絶好調」と言霊を唱えています。
すると気分が良くなって、やる気が湧いてきます。
良いことがあったわけでもないのに、笑顔をつくるだけでも、
気分が良くなります。
言葉も、笑顔も心に影響を与えているのは間違いないです。
自分が不機嫌になっていると気づいたら、
笑顔を作り、良い言霊を唱えてみてください。
自分の機嫌を取るには手っ取り早いやり方だと思います。
・自分が気持ちよくなることをする
自分が気持ちよくなるとは、楽しいことや癒されること。
お風呂、サウナ、外食、マッサージ、ゲーム、筋トレなど、
これをやっているときが、楽しい、癒されると思える気分が良くなることをします。
これは、レパートリーが少ないと休日しかできないとなってしまいますので、
毎日複数出来るぐらいの数を増やしておくと、ご機嫌な毎日を送れます。
まとめ
上機嫌になる方法をいくつかお伝えしましたが、
不機嫌は無意識になってしまいますので、
まずは、不機嫌になっている自分に気づくことです。
不機嫌はデメリットしかありません。
不機嫌のままでいると立て続けにイライラすることが起きます。
不機嫌になっている自分に気づいたら、
自分の機嫌は自分で取る努力をするのです。
機嫌良く生きるには、
・他人をジャッジしない
・執着しない
・何事にも感謝する
・何事にも楽しむ
不機嫌が減って、上機嫌が増えれば、
幸福度が上がっていきます。
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